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  • 2014.6.27

不動産競売開札結果|注目物件|千葉地裁松戸支部6月26日開札 商業等&居住用複合ビル+土地

昨日は、千葉地裁松戸支部の不動産競売開札日でした。注目していた大手電機メーカーの社宅兼スーパーとしても使われていた、全室空室の「区分建物バルク(商業等&居住用複合ビル)+土地一括」の物件は、11億円という高額な価格で落札されました。

事件番号:平成25年(ケ)第283号
入札者数:2名
売却価格:1,100,000,000円 
落札者資格:法人
※もう一名の入札価格:532,488,777円

※売却基準価額:665,610,000円(買受可能価額:532,488,000円)


落札したのは、債権者( http://www.funenkosya.or.jp/ )でした。いわゆる「自己競落」でした。

随分前より弊社はこの物件の購入を検討しておりましたが、このような大型物件でかつ不良債権の額が高額な場合は、自己競落されることが多く、入札を見送りました。債権者が入札するとすれば高額になるので、他は入札するだけ無駄になるからです。

誰かに落札してもらわなければ、不良債権処理は進みません。さりとて、債権者にとっては、安値で落札されても困ります。そこで、他者がまず入札しないような高額な価格で債権者が自ら入札(落札)し、所有者になるという例はよくあります。

事実、もう一名の入札価格は「532,488,777円(ほぼ買受可能価額)」での入札です。
すなわち、今回の物件はその2倍以上の価格で落札されたことになります。

任意売却を進めていた時点であっても、7億円を超える価格で検討している方の話は聞こえませんでした。この物件に関して以前行われた民間での非公開入札においても、弊社のお客様の入札価格は6億円台でした。

債権者にとっては、11億円というまずありえない高額な落札価格で入札しても、債権者が落札者から受ける権利のある配当金より少ないため、実質的には代金納付をする必要がないのかもしれませんね。

今後、債権者から所有者へと立場が変わる予定の落札者は、この物件をどのように展開していくのでしょうか。地元にある大型物件ということもあり、今後も注目したいと思います。